8番 佐 藤 真 澄 議員 9番 星 野 幸 雄 議員
10番 小 川 徹 議員 11番 中 村 功 議員
12番 宮 野 昭 平 議員 13番 渋 木 武 衛 議員
14番 巖 昭 夫 議員 15番 宮 崎 光 衛 議員
16番 牛 腸 栄 議員 17番 井 畑 隆 二 議員
18番 長 谷 川 健 吉 議員 19番 稲 垣 富 士 雄 議員
20番 渋 谷 正 訓 議員 21番 青 木 泰 俊 議員
22番 佐 久 間 敏 夫 議員 23番 森 田 国 昭 議員
24番 小 池 文 広 議員 25番 藤 間 章 二 議員
26番 木 村 聡 男 議員 28番 高 橋 幸 子 議員
29番 長 谷 川 晃 議員 30番 小 川 弘 議員
31番 五 十 嵐 孝 議員 32番 西 方 信 威 議員
33番 五 十 嵐 邦 夫 議員 34番 梅 川 昭 廣 議員
35番 中 嶋 利 美 議員 36番 斎 藤 浩 議員
37番 長 谷 川 正 之 議員 38番 石 塚 哲 夫 議員
39番 斎 藤 明 議員 40番 渡 辺 一 司 議員
41番 伊 藤 久 議員 42番 浅 野 栄 一 議員
43番 田 中 武 雄 議員 44番 岩 渕 慎 二 議員
45番 榎 本 正 彦 議員 46番 長 下 部 秀 雄 議員
47番 西 澤 誠 一 議員 48番 金 田 健 蔵 議員
─────────────────────────────────────────
〇欠席議員(なし)
─────────────────────────────────────────
〇説明のため出席した者
市長 片 山 吉 忠
助役 大 山 康 一
収入役 藤 田 栄 三 郎
教育長 大 滝 昇
市長公室長 塚 野 純 一
総合管理部長 仁 平 俊 明
市民生活部長 青 山 武 夫
産業振興部長 伊 藤 英 二
地域整備部長 今 村 正 博
上下水道部長水道局長 菅 原 正 廣
教育部長 内 本 隆
市長公室次長(
合併推進課長)
新 保 勇 三
総合管理部次長(総務課長)
林 文 雄
総合管理部次長(
豊浦支所長)
清 田 幸 司
産業振興部次長(
資源循環型社会づくりプロジェクト)
石 井 史 洋
地域整備部次長(
建築課長)
小 池 又 男
上下水道部次長(工務課長)
高 橋 元 治
教育部次長(学事課長)
築 井 信 幸
政策推進課長 高 沢 誠 太 郎
秘書・広報課長 村 山 和 宏
財務課長 中 川 元 英
学校教育課長 稲 田 健 一
会計課長 居 木 井 孝 誠
選挙管理委員会事務局長
土 田 真 照
監査委員事務局長 石 田 正 廣
農業委員会事務局長 二 階 堂 建 之 介
─────────────────────────────────────────
〇
事務局職員出席者
事務局長 相 馬 寿
参事(次長) 白 田 久 由
副参事(議事係長) 平 田 和 彦
午前10時00分 開 会
○議長(
二階堂馨) おはようございます。これより平成16年12
月新発田市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
監査委員から
地方自治法の規定による平成16年8月分及び9月分の
例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出がありました。写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、市長から
新発田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定による変更契約の
専決処分について及び
地方自治法の規定による損害賠償の額を定める
専決処分についての報告がありました。写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
次に、9
月定例会以降における会議の
開催状況等については、お手元の印刷物によりご了承願います。
─────────────────────────────────────────
△日程第1、
会議録署名議員の指名
○議長(
二階堂馨) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において斎藤五男さん、
渋谷正訓さん、田中武雄さんを指名いたします。
─────────────────────────────────────────
△日程第2、会期の決定
○議長(
二階堂馨) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月20日までの20日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
二階堂馨) ご異議なしと認めます。
よって、会期は20日間と決定いたしました。
─────────────────────────────────────────
△日程第3、
行政報告
○議長(
二階堂馨) 日程第3、
行政報告を行います。
市長から
行政報告の申し出がありますので、これを許します。
市長、
片山吉忠さん。
〔市長
片山吉忠登壇〕
◎市長(
片山吉忠) 皆さん、おはようございます。市議会12
月定例会に当たり、主な施策についてご報告いたします。
冒頭このたびの新潟県
中越地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さんに心よりお見舞いを申し上げます。
初めに、新潟県
中越地震に対する新発田市の
支援状況についてご報告いたします。
この地震による当市の
被害状況は、
新発田城隅櫓南側2層目の
外部しっくい部分と西側1層目の一部が破損いたしました。
その後、余震が続いたことにより、引き続き当市の
被害状況の確認と被災地への支援体制を整えるため、翌日に予定しておりました
市消防団総合消防訓練と
市防災フェスティバルを中止いたしました。
被災地への人的支援につきましては、地震発生直後に新潟県
消防長会の要請により、
新発田地域広域消防本部の職員が長岡市へ救出、救助活動に向かいました。その他、新潟
県災害対策本部等からの要請に基づき、給水、
水道復旧活動を初め被災宅地、
建物危険度判定作業、
健康管理業務、
家屋被害状況調査などのため、
市水道局職員や市職員が長岡市や小千谷市を中心に周辺の町村へも職員を派遣しております。
また、被災地への食糧支援につきましては、県からの要請を受け、市職員を動員し、10月24日夜半から11月5日まで、大勢の
市民ボランティアの方々の協力をいただき、炊き出しによる
おにぎりづくりを行いました。あわせて
県北地方振興促進協議会の
構成市町村の協力を得て14万3,116食のおにぎりを初め、飲料水等の食料品や
救援物資を送らせていただきました。
このような
支援活動を続ける一方で、10月28日には
市社会福祉協議会とともに、市民の皆様へ義援金、
ボランティア登録及び
救援物資の提供を呼びかけるチラシを各町内会長さんや
自治会長さんのご協力のもと、全戸に配布させていただいたところであります。
市民の皆様の善意である多くの
救援物資は、
県災害対策本部の要望に基づき、その都度被災地にお送りしております。
また、義援金につきましても12月30日まで受け付けを行い、その後新潟県
中越地震災害義援金配分委員会において被災された方々へお届けいただくこととしております。
なお、
救援物資につきましては、
県災害対策本部や被災地に全国から多くの物資が届けられ充足しておりますことから、市では11月19日で受け付けを終了させていただいたところであります。
これから厳しい冬を迎えるに当たり、被災地の一日も早い復旧、復興を願うとともに、市といたしましても引き続き
災害支援を実施してまいりたいと考えております。
また、月岡温泉では
間接的被害、風評被害を受けておられるとのお話をお聞きしておりますが、近く
支援要望に来られるとのことであり、よく状況をお聞きした上で、市としてできることを検討してまいりたいと考えております。
次に、
居住環境改善事業(新井田第1、第2
団地民間賃貸空き家住宅借り上げ方式)についてご報告いたします。
公営住宅の取り組みにつきましては、これまでも議員各位からさまざまなご提案をいただいたところであり、いろいろ検討を進めておりますが、老朽化が著しく、解体の差し迫った新井田第1、第2団地の入居者に対しましては、
民間賃貸空き家住宅を活用した方法を検討し、
民間事業者であります
宅地建物取引業協会と意見交換を重ねた結果、理解と協力が得られましたので、その概要を報告をいたします。
新井田第1、第2
団地入居者の移転先となる
民間賃貸空き家住宅の
賃貸借契約は、市と大家との
賃貸借契約といたしますが、入居者は
公営住宅法に準ずる考え方で算定された家賃を負担します。しかし、家賃は従来の家賃に比較して必然的に高くなりますことから、急激な家賃上昇を緩和するため、転居後5年間の軽減措置を設けるというものであります。
民間賃貸空き家住宅の家賃につきましては、
市内空き家状況等を調査した結果を踏まえ、単身用4万円、世帯用4万5,000円を上限としております。
去る11月17、18日に入居者を対象に全体説明会を行い、おおむね理解をいただいたところであり、現在、戸別に意向調査を進めております。
この制度に伴う空き家住宅借上料、移転料等を本定例会に予算提案させていただいているところであります。
なお、
待機者対策につきましては、
宅地建物取引業協会と再度協議し、平成17年度以降の実施に向け取り組んでまいりたいと考えております。
次に、
株式会社紫雲寺記念館についてであります。
株式会社紫雲寺記念館につきましては、9
月定例会において最終結論の時期は12月、方針決定は11月末と答弁をいたしましたとおり、これまで
鬼嶋紫雲寺町長、
佐藤加治川村長、
芹野特別参与と私の4者での協議を重ね、
鬼嶋紫雲寺町長は4者協議を踏まえ、9月30日の
株主懇談会で株主に説明の上、了解された町の資本撤退、減資、役員交代を12月6日の
株主総会に諮ることとしておりました。
しかし、市議会でお約束をした時期も近づく中で、
鬼嶋紫雲寺町長から、役員会で議案の調整を図ることが難しくなったという
状況説明を受けて、これまでの経過と現状、そして今後の方針についてご確認、ご協議をいただきたいということで、11月26日に4者協議のメンバーに加え、
二階堂新発田市議会議長、
井浦紫雲寺町議会議長、
宮島加治川村議会議長の7名による協議を行いました。
7者協議では協議に先立ち、
新発田市長としての考え方をはっきりと述べさせていただきました。
その考え方は、第1に株主に対する
代表取締役の責任は大きい。そして、筆頭株主としての紫雲寺町の責任も大きい。
第2に、市民に納得していただける解決策は、単に会社が生き延びるための解決策ではなく、
紫雲寺記念館という名は残すが、身をきれいにして新しく出発することが必要である。
したがって、第3に資本金と
累積損失額の相殺を行う減資と合わせて経営刷新を行うべきである。
これを踏まえて、第4に
指定管理者制度については
管理委託であるべきであり、指定期間は1年とすべきであるというものであります。
これに続き、
鬼嶋紫雲寺町長から、役員会で調整が図れず、12月6日の
株主総会に減資の提案はできないと報告を受けたところでありますが、議論の結果、別添資料のとおり提案した方針案を処理の方針とすることを確認いたしました。
また、減資を承認いただく
株主総会につきましては、
鬼嶋紫雲寺町長から法的な手続など専門的な相談を含め早急に検討したい旨回答があり、市議会12
月定例会の最終日までには、具体的な進め方について私から市議会にきちんと報告できるよう、
鬼嶋紫雲寺町長に最大限の努力をお願いをいたしたところであります。
以上が11月26日に開催いたしました7者での協議で
方針確認に至りますまでの経過についてのご報告であります。
また、このことにつきましては、11月29日に
市議会会派正副会長会議を開催いただき、これまでのご報告と私の考え方をお伝えし、方針について
新発田市議会と
新発田市長の共通の認識としてご了解をいただくなどご理解を賜りましたことに深く感謝を申し上げる次第でございます。
今後の処理につきましては、市議会にもご報告をしながら鋭意進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
次に、
上中山地区における大
規模豚舎建設についてご報告いたします。
大
規模豚舎建設につきましては、以前より地元から事業者による説明会を開催してほしい旨の要望が市へ参っており、事業者へ要請しておりました。
その後、事業者と地元との調整が整い、11月7日の午前10時に
温泉公民館において上中山区、見城2区及び温泉区の皆様約120名の方が参集のもと開催いたしました。
しかし、事業者への質問に対して後日文書で回答するという項目があったことや、時間的に質問できなかった項目も多くあったため、地元住民の皆様から再度説明会を開催してほしい旨の要望がございました。
市といたしましては、事業者からの回答書を11月21日に地元に持参したところであります。
また、再度の説明会につきましては、開催に向けて調整を図っておるところであります。
豚舎建設に係る
建築確認申請における新潟県
建築基準条例第8条の本文「がけの上端と建築物の間が、がけの高さの2倍以上の
水平距離を保たなければならない規定」に抵触していたことについては、当初同条の本文ではなく、同条のただし書き「堅固な地盤又は擁壁を設けたもの等で安全上支障がない規定」を適用する旨の回答が事業者からありましたが、10月25日に擁壁を用いて盛り土をした2回目の
計画変更確認申請書が提出されました。
審査の結果、盛り土をしたことにより、同条の本文「がけの上端と建築物の間が、がけの高さの2倍以上の
水平距離を保たなければならない規定」に合致していることから、11月1日に
確認済証を交付いたしました。
さらに、11月15日には
管理事務所棟と
機械保管庫棟を1棟にする3回目の
計画変更確認申請書の提出があり、審査の結果、
建築基準関係規定に適合することから、11月22日に
確認済証を交付したところであります。
また、11月9日に原料庫と豚舎4棟の仮
使用承認申請書が提出され、11月16日に
消防本部及び市建築課で現地を確認し、
建築基準法で定めた安全上、防火上及び避難上に問題がなかったことから、11月22日、仮使用の承認通知を行いました。さらに、11月24日に9棟の豚舎と詰所の仮
使用承認申請書が提出され、ただいま審査をしているところであります。
新発田市
公害防止条例に基づく
公害防止協定につきましては、平成16年11月8日に事業者と締結し、引き続き、その協定に基づく
公害防止計画について事業者及び地元と協議中であります。
なお、昨日県へ確認したところ、11月29日付で林地開発の部分完了の確認書を交付したとのことであります。
豚の搬入については、仮使用の承認を受けた4棟の一部の豚舎に搬入している事実を昨日午後確認し、昨夜地元へお伝えしたところであります。
以上で、市議会12
月定例会に当たりましての
行政報告を終わります。
○議長(
二階堂馨) これより質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
五十嵐孝さん。
◆31番(
五十嵐孝議員)
株式会社紫雲の郷の問題について1点だけ確認しておきたいと思います。
今ほど市長から大変細かく、また詳しく説明がありました。また、報告の中でもありましたように、去る11月29日に会派の正副
会長会議でも報告され、それぞれ確認されたとおり、
お互い共通認識を持って事に当たると。そして、20日の最終日までに一定の結論が出るということで私どもも安心をしているわけでございますが、しかしながら29日の正副
会長会議は非公式の場でもございますので、改めて公式の場で市長からこの解決方針の決意をお聞きいたしたいと。
説明によれば、1年という
指定管理者の期間ということで合意をしたというふうなことになっておりますけれども、この間の会の中でも明らかになったように、11月16日付で
指定管理者の期間を5年間延長してほしいというふうなことで、当事者である
紫雲寺町長が社長の名前で、しかもまた取締役3名、監査役3名の計7名の連名で紫雲寺町議長に要望が提出されているわけでもございます。そして、その後行われた26日のあれでは、1年間というふうなことで了解をしたというふうなことなんですけれども、同じ人でまた日にちはちょっと前ですけれども、議会あてにそういう要望書を出しているというふうなことで、私ども本来そういう1年間でいいというふうなことで了解をしたのであれば、その時点でその要望書を取り下げるべきだと、そんなふうに思っておりますけれども、まだ現在取り下げておらないと。そういうふうなことでありますと、この方針が果たして受け入れられるのかどうかということでも疑念も抱くわけでもございます。その辺の問題について、私どもも議会側としてもこの紫雲寺、加治川の議員と協議会をつくっておりますし、7日の役員会でそのことについても
紫雲寺町議会からその見解を聞きたいとは思っておりますけれども、それはそれとして市長の方から再度公の場でこの問題についての決意と今後の方針を大変くどいようで恐縮ですけれども、お聞きをしておきたいと、そんなふうに思います。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠)
五十嵐議員にお答え申し上げます。また、お手元にも資料が参っていると思います。
26日の7者協議、それから29日の
各派正副会長会議にもあえて私はペーパーを出して、公式か非公式は別にしまして、記録に残るように提示をさせていただいたところであり、そしてそこに盛られていることはすべてこの議会にもきちっとご説明をしていかなくてはならないことでもあろうと思いますし、その私の考え方については、いささかの変化もないことを申し上げておきたいと思います。
一般質問等もあろうと思います。ぜひひとつお聞きしたいことがあるならば、各論にわたっていただければ私の考え方、ご説明申し上げたいと思いますが、総論的に三つのことにつきまして、そこにペーパーも出しておる。それにいささかも考え方の違いはありません。それを通して私はまいりたい。
そして、それが申し上げるように、
紫雲寺町長さんに申し上げたように、お互いに合併というふうな大義の中には理がなければならない、理念がなければ。それは、信頼と融和と互譲の精神じゃないですかと。10億という借財は資産でもあるけども、私
ども新発田市がそれを約束したんだ。であるならば、私が提示をいたし、また議会とも共通認識をいただいたものについて、改めて町長さんにぜひひとつ役員会、そしてまた
臨時株主総会、
定時株主総会等にもお諮りをいただき、そしてそれについてご回答いただけるように努力をしてまいりたいと思います。最後の
指定管理者につきましても、これもやはり町と会社がいずれも申し出がなければ、自動的に1年間延長するという契約になっておるわけでありますので、この辺についてもなぜ1年にしたのかという考え方も再三にわたって申し上げているところでありますので、恐らく役員会、そしてまた総会等に諮られるものというふうに思っているところでございます。
昨日
鬼嶋町長さんから電話がございました。12月の3日の日に
取締役会を開くと。ぜひそのときに私が申し上げたことをよろしくお願いしますということを申し上げたところでございます。
以上、お答えといたします。
○議長(
二階堂馨)
五十嵐孝さん。
◆31番(
五十嵐孝議員) この間の説明、またきょうの説明、市長が大変ご苦労されているというふうなこと、本当によくわかりました。ぜひひとつ示された内容に従って、それが受け入れられるように、そして
お互い信頼関係の上に立って気持ちよく新しい新発田がスタートできるようにしていただきたいと、そんなことを要望申し上げて終わりたいと思います。
○議長(
二階堂馨)
渋谷正訓さん。
◆20番(
渋谷正訓議員) 今の
五十嵐議員の発言に関連して、一、二だけ質問させていただきたいと思いますが、第1点目の関係でありますけれども、今ほど
五十嵐議員もおっしゃっていたとおり、
指定管理者制度の関連でありますが、1年間の今の状況でありまして、それで市長の言うとおり、両者合意、問題なければ自動継続と、その時期が参っているわけでありますけれども、ひとつ私は非常に理解できないのは、要はこの
指定管理者制度にうたわれている
指定管理者制度のもとでの適正な管理運営の確保というふうなことで、当然にも指定をしている町の方では、その経営状況等々を報告して、その内容を審査して、その経営の不振に例えばあったとすれば、その指導、指示を行うと同時に、指定の期間でも取り消し等を行うこともできると、こういうふうに規定されているわけなのでありますが、結果としてこれが自動継続、そういったものがあるとすれば、そういった行為がほとんどなされていないのでないかというふうなことで、これは根拠的には先般の正副
会長会議でも小川議員からかなり深く突っ込んだ経営状況、こういったものが分析され、報告されているわけなんでありますけれども、そういった面からすると、報告に基づく分析がされているのだろうかと、こういったことが非常に疑問であります。そういった面で、これは市長からなかなか難しい答弁だろうと思いますけども、そのことはあるということを認識していただきたいというふうに考えているところであります。
それから、2点目については、このことが新発田市へ引き継ぐ合併後の関連にも同様のことが言えるんじゃないかというふうに考えております。そうすると、やはり今までの経営状況を報告していただきながら、それを分析して今後の指定に関してどうするのかというふうなことが問われるだろうと思いますんで、自動継続されたから、それを継続していくというふうな単純な形にはならないんじゃないかというふうに考えますんで、これからの協議の上において、今市長の示された方針、これは非常に評価するものでありますけども、それにとどまらず、そういったことも考えおきしていかなきゃならないんじゃないかというふうなことで質問をさせていただきます。その際であっても、この方針書にもありますように、経営方針の大切なことは、従業員の雇用の拡大確保、これはもうどんなことを言ってもあるだろうと思いますけども、それを前提とした形での市長の考えをお聞きいたしたいと思います。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠)
渋谷正訓議員にお答えを申し上げます。
いわゆる
指定管理者の件が1点と雇用の問題でありますけども、まず後半を申し上げますが、雇用については今回のこの26日、29日両方のときに申し上げてありますが、雇用を第一に考えての上での私の私案でありますということであります。それをご理解いただきたいというふうに思います。
指定管理者というものについて、それは国の示したものの中に共通の基準というものと、そしてまた個別基準があると。その個別基準の中の一つに経営基盤という問題があります。経営体質の問題があるわけであります。そういうのからして、いかがなものかというふうな、第1点目はそういうことなのだろうと思いますが、これにつきましては
株式会社紫雲寺記念館という、まだ紫雲寺町にある会社のことでありますので、経営につきましての私の考え方は前の議会に申し上げてあります。そのところから一歩も外へ出ていないという考え方でおるということでご理解いただきたいと思いますが、その会社を引き継ぐというふうなことについて、これまた申し上げておきます。
合併推進債というものを総務省にお願いをしているところであります。それは、その箱物ということでは推進債は該当しないんだということで、私どもは三つの、申し上げるように、健康しばた21めざせ100彩、ニューフロンティア21新発田のひとづくり、食と農による資源循環型社会づくり、この三つの課題をやるための事業として、そして安心、安全であるという、そういう四つのまた基本目標にも合致する事業として新発田市がやりますと。それについては、今までの
株式会社紫雲寺記念館という会社は、全部経営委託しているわけです。極端にすれば丸投げであります。そうじゃありませんと。私どもが新発田の事業として5月1日からやっていかなくちゃならんと思います。でありますので、その辺を十分ご理解をいただいた上で、自動更新であったにしてみても、それを含んだ上での私の提案であるというふうなことで申し上げてあります。そして、なおかつ新発田にとってみれば、そういうものは新しい事業であります。施行していかなくちゃならないわけであります。その上で、また新しい判断をしていくために、まず1年間にお願いしたいんですと、それを役員会、総会に諮っていただきたいということで申し上げたところであります。
以上、お答えといたします。
○議長(
二階堂馨) 斎藤浩さん。
◆36番(斎藤浩議員) 豚舎の件でちょっとお伺いしたいなと思っております。
今ほどの
行政報告の中で、市長の方から説明があったわけですが、去る11月7日に上中山の地区と月岡温泉地区の住民の合同による説明があったということでございまして、これは上中山農場実施計画、それに基づく説明会が開催されたわけであります。今さらながら遅きに失したなという感があるわけではございますが、とりあえず説明会がなされたということで、私自身も大変よかったなと思っております。がしかし、まず簡単に結論から申しますと、全くお粗末な説明会であったなと言わざるを得ません。これは私自身が出席させていただいて、また議員各位の皆さんも関心の高さで大勢出席をして、私と同じ感想を抱いているんじゃないかと思っております。というのは、まず業者側からの説明は、今ほど言いました実施計画に基づく説明に終始しておりまして、何もわざわざこの説明会を開催しなくても、提出された資料を読めば私でもおおよそのことは理解できたということでございます。
第一問題点は、説明会の中でこの日は住民の皆様から先ほどの
行政報告の中にありましたけど、数々の質問が出されたということでありまして、それに対して業者側は全く回答ができなかったということで、先ほどの11月の何日ですか、住民の方に再度質問の項目の回答書を持っていったということの報告を受けたわけです。当然誠意ある説明を行っていなかったので、こういった結果になったなと私自身は思っておりますが、それでこれからの問題として、今後もやはり住民側から要望があると思われます。その際には、行政側がやはりしっかりと仲介をとっていただいて、業者側と調整を図って説明会を開催していただきたいというものが一つでありまして、もう一点は先ほど4棟の豚舎に豚が入ったということでありますけど、何頭入ったのか、まずこの2点についてお伺いします。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 地元の皆さんと事業者とのいわゆる説明会、これにつきましてはもう前から議会で申し上げましたけど、今市がやれるということは、中に入って誠意を持って両方に引き合わせて、そして解決していくしかないんだということでありますので、私はうちの職員は言葉そのとおりかどうか別にしまして、夜討ち朝駆けくらいでもやらねばないんだという指示も出しております。一生懸命、また両方へ行って交渉しているわけであります。しかし、そのテーブルに着くということがなかなかできないというふうな形で遅く遅く遅くなっているのも事実だと思いますが、そんなことは言っていられません。やはりその仲介をする、それが私どもの今与えられた任務だと思います。係争中の問題であるわけですから、精いっぱいそういう労をいとわずやらせることを職員に指示しておりますので、ひとつその辺で要望につきましてはお答えとさせていただきますが、次の豚がどの程度入ったかにつきましては、私は確認しておりませんので、担当課の方で調べてあるようでしたらお答えさせていただきます。
以上です。
○議長(
二階堂馨)
産業振興部長、伊藤英二さん。
◎
産業振興部長(伊藤英二) ただいま何頭入ったかというご質問ですが、正確な頭数は確認しておりません。一応4棟で約3,000頭入る予定であるそうですが、きのう現在で確認している段階では約340頭程度ということであります。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 斎藤浩さん。
◆36番(斎藤浩議員) 今ほどの市長のご回答いただいて、きょう恐らく地元の皆さんも来ていらっしゃると思いますけれども、大変心配事があるわけですので、それの解消にぜひ努めていただきたいと思っております。
ひとつ誤解してほしくないのは、私は職員の皆様にそういった対応のまずさがあったと言っているわけではなくて、業者側が非常に誠意のない回答をしたということでございますので、その辺も十分勘案していただいて、これからご指導に当たっていただきたいなと思っています。
それと、豚舎4棟300頭ですか、これから恐らく順次入っていくわけでしょうけど、その辺はできましたら逐一ご確認の上、住民の皆様に説明を行っていただきたいと思っております。
それと、その当日に開催された説明会の中で、月岡温泉の住民の方からこのような報告がなされました。当然皆さんに出ていますので、わかるかと思うのですけれども、それは10月、11月という時期にもかかわらず、季節外れのハエが大量に発生していたというものであります。また、私自身も二、三日前に温泉住民の方からそのような話をお伺いしておりました。現時点で豚舎との関係があるのかどうかわからない時点、私もこのような発言をしていると後で危ないので、控えさせていただきたいとは思うのですが、しかし今までこのような時期に地球の温暖化とはいえ、季節外れのハエが、それも大量に、夏のハエとは違ったというようなことを聞いておりますが、ハエが発生しているということが事実でありますので、これをやはり行政もこういったことを事実の確認をしていただいて、調査することも必要ではないかと思われますが、最後にその点1点だけ、今後どのように対応するかお伺いします。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 斎藤浩議員にお答えしますけれども、この季節外れのハエの発生があったようだという報告は受けました。であるならば、現地に飛べやと。常にやはり現地にそういう問題が発生するとするのであれば、現地に行ってお話を聞いてくる。そして、またそれがどういう
因果関係かどうか、それもやはりきちっとしなくちゃならんだろうし、その辺非常に難しい問題あるだろうけれども、とにかくという形で指示してあり、またすぐ飛んだと思います。そのようにして確かにいろんな面で中に入っても、あっちへ行ってはやっぱり壁があり、こっちへ行ってはこっちの壁があり、それを何としてでもすぐにはやはりその現場に行ってこそ初めてわかるのだと。再三くどいようですが、そう申し上げてありますので、何かまたご指摘あるようでしたらご指導いただきたい、こんなふうに思っているところであります。
なお、細かしいハエについてのあれだったら、担当の方からまたお答えさせますので、お願いいたします。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 補足答弁ありますか。
市民生活部長、青山武夫さん。
◎
市民生活部長(青山武夫) 今ほどのハエの発生の件でありますけれども、これとあわせて臭気の問題もいわゆる豚の入る前にもうにおいがしたと。原因はわかりません。今まで感じたことのないにおいがしたということがありましたので、そのお話を聞いた後、私どもの方では連日現地の方へ、特に夕方、時期を見て巡回等させていただいておりますが、私どもでにおいを感じたというのは現在のところございません、その時間帯であります。ハエにつきましても、同様にそういった状況があるのかどうか、周辺等監視したところでありますけれども、その段階では確認できないというふうな状況でございます。
以上です。
○議長(
二階堂馨) 斎藤浩さん。
◆36番(斎藤浩議員) はい、わかりました。これは非常に不思議なことで、市の職員の方が行くと、においにしてもハエにしても発生しない、におわなかったというのが、これは事実なのでしょうけど、そういったことがあるわけです。ただ、365日、住民の方はそこに暮らしていますので、またそういったことも事実としてあったということでございますので、注意深く見守っていっていただきたいと思っておりますので、その辺ひとつしっかり市長の方でご指導お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
○議長(
二階堂馨) 今のは要望であります。
加藤和雄さん。
◆3番(加藤和雄議員) 上中山の問題について二、三質問させていただきます。
先ほどの
行政報告にありました。私その
行政報告を聞いて、上中山問題にかかわってきた一人として、また住民の皆さんは非常に豚が入ったということで憤りを感じていると思います。この
行政報告によりますと、県が11月29日付で林地開発の部分完了の確認書を交付したと。そして、その仮使用の承認を受けた4棟の一部の豚舎に先ほど300頭運んだと言われましたけれども、搬入したということです。そして、先ほどの
行政報告によりますと、
公害防止協定は11月8日に締結し、そして引き続き
公害防止計画について地元と、それから事業者、協議をしているということです。
まず、1点目にお聞きしたいのは、この
公害防止協定と、それに基づく
公害防止計画、この
公害防止計画を結んでいないうちに、それを煮詰めていないうちに豚舎がもう供用開始したということについて、市長がどういうふうに思っているか、まず1点目お尋ねしたいと思います。
それから、2点目についてですけれども、先ほど斎藤議員の説明会のお話にもありましたその説明会後に、地元の皆さんが市に対して四つのことについて要望を出しております。その一つ目は、住民の説明会をもう一回やってくれということと、二つ目に完了前の使用ですか、菌床がもう既に豚舎の中に入っているということで、その使用を許さないように、その敷いたのを撤去してくれと、そういうふうに指導してくれというのと、それから三つ目に地下水の問題、説明会では当初申請では一番最初は地下水を使用するということだったんですけども、住民の反対により水道水を使用すると。そして、この前の説明会では、水道工事が間に合わないので、地下水を使用するというふうに変わってきました。地下水については、以前から住民から枯渇の問題もあるので、使用はさせないようにしてくれということ、その要望。それから、四つ目に、農業用水の問題、いわゆる豚舎からは汚水は出さない。それから、管理棟からも汚水は出さないということで、排水は汚い水は流れないんだということだったんですけれども、住民の皆さんはいわゆる豚舎建設用地から出る、例えば消毒水とかそういうものが雨水とともに田んぼに流れる、そういう危険があるので、何とかそれは放流するのを許可しないでくれと、その四つの要望を出しました。これに対して市はどういうふうに事業者に対して要望し、また市はこの要望に対してどのような考えでおられるか、その2点についてお聞きしたいと思います。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 加藤議員にお答えを申し上げますけども、私ども行政、また市も県も法令を守るということはやっぱり最低限していかなくちゃならないということでの許可を出しているわけでありますし、県も部分使用の確認書というものを出しているわけであります。私どもそういう中で、豚舎に豚が入るというふうなことも考えられるかもしらんというんで、県にも私ちょっと出られなかったもんですから、助役を差し向けて一生懸命今両者で説明会をやろうとしているのを今仲立ちしているんですというふうなことで申し上げたんですが、やはり県は部分使用については出されました。私どももまた法を遵守していかなくちゃならんという建築確認法上の問題あります。不作為というふうなことにとられかねない、こういうこともありますので、法に準拠をしてやらせていただいたところであります。そして、県からは事前にできたら電話でも連絡するよというふうなお話もあったわけであります。助役が参ったとき、そういう話もあったわけですが、今回は県からなかったわけであります。ということからすると、私自身もこれはやはり市は極端な言い方をすれば無視をされたのかなというふうなことで大変遺憾に思っているところでございます。いずれにいたしましても、行政で法をやはり遵守しなくちゃならんという中に精いっぱいの努力をしているということだけはご理解をいただきたい、こういうことをご答弁とさせていただきます。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 住民からの四つの要望について、住民側の意向に従って業者側と接触していただけるかという趣旨の2点目の質問があります。
◎市長(
片山吉忠) その2点目の質問につきまして、お聞きをして、それをやはり持っていっているわけですから、そして向こう、いわゆる業者側がまたどのようにしているのか、細かくは担当の方から説明をさせたいと思います。そのやりとり、いわゆるお聞きした、それを業者に持っていって説明して、それがまたどういうふうに反映されているのか、これにつきましては担当の方からというふうに思います。
また、次のご質問等につきましても担当の方から説明させていただきますので、お願いいたします。
以上であります。
○議長(
二階堂馨)
産業振興部長、伊藤英二さん。
◎
産業振興部長(伊藤英二) 四つの要望のうち、説明会の開催、それから地下水の問題、それと農業用水の問題、なお菌床の撤去については、地域整備部の次長の小池の方から答えますが、まず説明会の開催については、それから事業者の方にもお話ししていまして、ようやく12月の7日に両方日程的に合ったという形で、12月の7日に開催の予定であります。
それから、地下水については、地下水を確かに一部くみ上げるということなんですが、ただ大量に使うということじゃなくて、あくまでも順次水の性質も若干悪いというふうなことで、水道に切りかえていきたいというようなお話を聞いております。
それと、農業用水に排水が入るんじゃないかという部分については、まさに事業者側は出さないと言っております。また、地元からは出るというお話であります。その辺は話し合いをしながら、どうやったら完全に出ない形に持っていけるのか、さらに話し合いの中で解決をしていきたいと思っております。
以上であります。よろしくお願いします。
○議長(
二階堂馨)
地域整備部次長、小池又男さん。
◎
地域整備部次長(小池又男) 菌床の関係でありますけれども、菌床はご指摘のとおり地元の説明会にもお話ししたとおりでありますけども、13号棟と14号棟、要は山に向かって右側の方にありますけれども、この2棟に菌床が入っておりました。基本的には豚舎ということでありますので、その豚舎のところには豚が入らない限りは使用したというふうな形にはならないというふうなことで、7日の説明会のときも申し上げたとおりであります。
なお、21日の日に回答を持っていったときにも説明申し上げましたけれども、14号棟に関しましては、例の県条例に抵触するということで、14号棟に関しては菌床が入っていたということでありますので、これはもとの状態に戻しなさいということで指示をしまして、今現在は14号棟には菌床は取り除かれているという状態になっております。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 加藤和雄さん。
◆3番(加藤和雄議員) 説明会については、12月7日やられるということでお聞きしまして、事業者の説明がもう一回やられるということについては、非常に喜ばしいことだと思っております。
農業用水については、今ほど伊藤部長さんの方から話ありましたけれども、地下水の問題、農業用水の問題、これどれとっても住民の本当の大事な、切実な要望なんですね。これは農業用水については、私一般質問で用意しておりますので、そちらの方に回させていただきたいと思います。いずれにしても、雨水だったらいいんですけども、いわゆる豚舎の周りを消毒した、そういう水が雨水と一緒に流れる、それが農業用水に入るということは間違いないので、これについては一般質問で詳しくしたいと思います。
ただ、地下水についてなんですけれども、当初事業者がいわゆる水道水、上水道を使うということで計画書も多分変更申請を出したかと思うんです。それをいつの間にかいわゆる地下水を併用するということになっている。これは地下水という問題は、やはり地元との関係上、すごく大きな問題だと思うんです。市が開発協定を事業者と結んでおりますけども、それにもやっぱりかかわるような問題だと思います。その地下水がなぜ上水道になったか、事業者の説明によると、工事のおくれとありますけれども、事業者が水道局に対して給水工事の申し込みですか、いつの時点で申し込んで、いつの時点で許可出したかをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(
二階堂馨) 上下水道部長、菅原正廣さん。
◎上下水道部長(菅原正廣) 事業者からの上水道の申し込みの状況でございますが、11月15日に給水装置の工事の申し込みがございました。その後道路等の占用の許可等をとる手続がございましたので、その手続が終わった11月の19日に工事の許可を出したところであります。そういったことから、今現在工事が進められているところでございます。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 加藤和雄さん。
◆3番(加藤和雄議員) 実は、ここにこの前11月7日に事業者からの説明会があったわけですけども、その中では事業者はどういうふうに答えているかといいますと、水道工事の申請は国有地の問題があって、許可が10月22日におり、工事がおくれたと。いわゆる説明会の前に許可がおり、というふうに述べているんです。今お聞きしますと、完全なうそです。11月15日に水道局に給水工事を申し入れたと、これは説明会の後ですよね。完全に住民をごまかしている、そういう事業者です。はっきり言って、これは多分説明会で私の考えるところによると、当初一番最初は地下水でやりたいということで地下水で申請出したと。それが住民の反対にあって、これじゃだめだと、これじゃ通らないということで、いわゆる上水道を全面的に使うと、そして許可がおりたと。そして、ずっと工事やっていくうちに、そういう申請でありながら、勝手に地下水を掘って、そして使おうとした。だけども、11月7日の住民説明会にその地下水の問題があったと。慌てて、いわゆる11月15日に給水工事を申し込んだと。そして、上水道がまだ出ないと。それを国有地云々と言ってごまかして、かつその7日の日も10月22日に許可がおりたと言っていますね。とんでもない事業者です。これは、直ちにやはり地下水はやめさせて、上水道が来るか、それとも水をどこかから持ってくるかして豚に与えなきゃだめだという行政指導をしていただきたいと思います。それができるかどうか最後にお聞きします。
○議長(
二階堂馨) 市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 担当部長に答弁させてください。
○議長(
二階堂馨)
産業振興部長ですか。地下水は市民生活部か、青山さんですか。こんな大事なことはやりとりしていないで、ちゃんとやりなさいよ。何やっているんですか。住民がいるじゃないですか、ちゃんと。
〔「住民がいるだろうが」「そのとおり」「しっかりやるか」と呼ぶ者あり〕
○議長(
二階堂馨) 問題は、加藤議員さんが質問しているのは、業者が住民説明会においての発言と、今の上水道の許可の日程からいっても整合性が合わない。こういうことを踏まえて、少なくてもこういう問題が処理できるまでは、営業の許可を差しとめるよう行政として強く当たってほしいと、こういうことでしょう。市長さん、あなたから答えてください。
市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 事実であるとするならば、やはりその事業者にその旨をきっちりまず一応申し上げて、お話をさせていただきたいと思います。
以上であります。
○議長(
二階堂馨) 佐藤真澄さん。
◆8番(佐藤真澄議員) 今ほど加藤和雄議員がいろいろ質問したところでありますが、一般質問でもこの問題をやるということを申しておられますので、私の方からは1点だけ質問させていただきます。
実は、11月7日の説明会に私も参加させていただきましたし、この議会でも半数近くの議員が説明会に出かけております。去年からずっと引きずってきた大事な問題でありますし、私たち議会も、それから市長さんを先頭に建設反対のために県庁に行かれたことを思い起こしていただきたいと思います。説明会に臨んだ中で、本当に住民の皆さんの憤りを肌で直接感じてまいりましたし、今改めて当日のいろんな質疑を見ていますと、強い憤りを感じるところであります。いろいろ地元の皆さんの質問に対して、本当に建設業者が誠意のない答弁をしていたと。それから、市の皆さんの対応も、住民の皆さんには本当に伝わってこないんじゃないかなというふうに感じております。
質問の中身は、においの問題についてであります。ある温泉の社長さんが、においの問題について質問されました。においは時間によって変わる。朝とか夕方とか時間によって随分変わっていますと。例えば朝夕温度が下がったときには地上におりてくるという話を聞いて、実際に市に苦情が来たとき、いつ何時に連絡があって、何時に現場に行ったのか。市の職員が行かれた時間と実際ににおいがする時間帯は違っている。そこで、要望としまして、24時間測定できる測定器を設置してほしいと。公害問題で一番ルーズなのは行政サイドがルーズだからだと。ぜひいろんな地区に24時間測定できる測定器をつけてください。そして、24時間きちっとしたデータをとれるように、今の科学技術だったらできるはずですと。スタート前後に数値を測定すれば、この業者さんの主張が通るのか、我々地元民の不安が正しいのかがはっきりすると。ぜひ測定器を設置してもらいたいがどうかという質問に対して、それでは予定した時間になりましたのでということで説明会は終わっているんです。確かに10時に始まって12時ころに終わる予定だったんですが、はるかに予定を超えて1時過ぎたということもありますけれども、地元の皆さんが本当に切実なそういう質問、要望を出しておられるのに、これから説明会もあるようですけれども、あるホテルの社長さんは、さっき斎藤議員もおっしゃいましたけども、近年にない、この時期に比較的大きなハエが発生したと。お客さんに、「おまえのところは衛生管理はどうなっているんだ」とどなりつけられたと言うんですよね。そうなると、今度は料金ももらえないことになると。今風評被害で月岡温泉、大変な時期に、去年のみんな市長を先頭に県庁に行った、あのころを思い起こしていただいて、法の上でクリアすればすべて問題が解決ということとはまた違うと思うんですが、本当にそういう点で市長にもう一度ご答弁いただきたいと思います。
以上です。
○議長(
二階堂馨) 測定器の設置についてです。
市長、
片山吉忠さん。
◎市長(
片山吉忠) 測定器の件でございますが、今説明会のときに話があったということで聞いているんですが、監視システム体制の構築も含めて地元で皆さんと事業者と協議が必要だという形で、これもこの説明会のときに話が出ておって、まだ詰まっていないんだというふうなことでありますので、監視システム体制というものを含めていろんなこともあろうと思います。その中に測定器という問題もあるんだろうと思いますし、監視委員会という話もちょっと聞いたことございます。そういうのも含めて、両者の土俵の中において中に市が入って処理をさせていただくというふうになるんじゃないかと思っております。この前の説明会のときにそういうお話があったんだということをお伝えをしまして、担当部長からこの件について補足するようなことがあったら答弁させたいと思いますので、お願いいたします。
以上であります。
○議長(
二階堂馨)
市民生活部長、青山武夫さん。
◎
市民生活部長(青山武夫) 監視における臭気の24時間測定ということにつきましては、今ほどお話ありましたように、11月7日の説明会のときにそういう要望がございました。その後環境センターを含め、ちょっといろいろ調べさせていただきましたけれども、臭気指数という形で判断をするというふうなものに対しての測定器は現在のところないという確認をしているところであります。以前の臭気濃度ということであれば、そういったものは可能ではないかというお話はありますけれども、今は臭気指数という判断ですべてやられているわけでありますので、これに対する測定器具は今ないと。といいますのは、人間の臭覚そのもので実は5人のモニターがいて、それぞれがどう感じ取るか、そういったことを検査するものですから、現場でその臭気といいますか、空気をとって、それを持ち帰って5人で判断していくというふうな、希釈しながら。そういうふうなものですので、今のところでは機械はちょっと無理ということで聞いております。
なお、市長も今申し上げましたように、監視システム体制の構築という中で、再度また地元の要望でありますので、その辺のものを本当にどうなのか確認をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(
二階堂馨) 佐藤真澄さん。
◆8番(佐藤真澄議員) 以前ここで申し上げたこともありますが、全国的にも畜産が盛んなところでは、いろんな方法をとっているようでありますので、ぜひ地元の皆さんの本当ににおいは何よりも耐えがたい苦痛感があるわけですので、今の機械のお力でどこまでできるかという問題もありますけれども、ぜひいろんな先進地の事例なども参考にされながら、地元の皆さんの要望にこたえていただく努力をしていただきたいと要望して終わらせていただきます。
○議長(
二階堂馨) ほかに質疑ないようでありますので、質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
─────────────────────────────────────────
△日程第4、議第63号
教育委員会委員の任命について
○議長(
二階堂馨) 日程第4、議第63号
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長、
片山吉忠さん。
〔市長
片山吉忠登壇〕
◎市長(
片山吉忠) 提案理由を申し上げます。
議第63号議案は、
教育委員会委員の任命についてであります。
現委員の桂宏氏は、本年12月14日をもって任期満了となりますが、再任したいというものであります。よろしくご同意くださるようお願い申し上げます。
○議長(
二階堂馨) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議第63号については、
会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
二階堂馨) ご異議なしと認めます。
よって、議第63号については委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
渋谷恒介さん。
〔2番 渋谷恒介議員登壇〕
◆2番(渋谷恒介議員) おはようございます。まず最初に、発言の貴重な時間をいただきまして、感謝申し上げます。議第63号
教育委員会委員の任命については反対の立場で討論いたします。
初めに、誤解のないようにお断りしておきますが、私は市長が選任された委員個人の資質について反対するものではありません。これは収入役の任命について反対したときと同様に、教育委員会と教育部という制度上の問題と職務内容の観点から納得がいかないため同意に至らないということです。
公平委員の任命に反対したとき、議長を初め多くの先輩議員から反対の理由も開示せず起立しないのは、おのれの情報不足によるものであり、選任した市長に対しても失礼であるとの指導をいただきました。そこで、今回は議会事務局を通じて教育部に資料を請求しました。住所、氏名、生年月日、職業、学歴、経歴が極めて簡単に記載されておりました。委員が69歳の女性であること、再々任であること、最終学歴が大学卒業であることしかわかりません。こんな資料で教育委員を判断しろという教育部の議会に対する形式主義的な安直な姿勢にがっかりしました。8年もの長きにわたり子供たちの健やかな成長を願いつつ、市の教育行政に献身的に努力された委員の成果を1行も記載しないというのはどういうことでしょうか。また、再々任に当たって、委員が教育行政の直面する中教審諮問や新学習指導要領や義務教育費の削減についてどう理解されているのかについても一言も記載されていません。市長が、なぜこの委員を再々任しようとされたのかを議会や市民にもっと丁寧にわかりやすく情報開示すべきと考えます。それが委員に対する礼儀であり、議会制民主主義の筋道と考えます。
以上申し述べました理由をもちまして、議第63号
教育委員会委員の任命については不同意、反対であります。
以上です。
○議長(
二階堂馨) ほかに討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決いたします。
議第63号
教育委員会委員の任命については、これに同意の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
二階堂馨) 起立多数であります。
よって、議第63号は原案のとおり同意することに決しました。
─────────────────────────────────────────
△日程第5、議第64号から議第84号までの
提案理由説明・総括質疑・
常任委員会付託
○議長(
二階堂馨) 日程第5、議第64号から議第84号までを一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長、
片山吉忠さん。
〔市長
片山吉忠登壇〕
◎市長(
片山吉忠) 提案理由を申し上げます。
議第64号議案は、新発田市部制条例の一部を改正する条例制定についてであります。紫雲寺町、加治川村との合併に伴いまして、市民サービスの向上と施策をより的確に実行できる組織にするため、所要の改正を行いたいというものであります。
議第65号議案は、新発田市有料駐車場条例の一部を改正する条例制定であります。来年1月から地域交流センター建築工事で上町パーキングも一体的に駐車場として整備いたします。整備後は、地域交流センター駐車場として管理することになりますことから、所要の改正をしたいというものであります。
議第66号議案は、新発田市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定であります。国民健康保険運営協議会委員の定数の変更に伴いまして、所要の改正をしたいというものであります。
議第67号議案は、新発田市地域交流センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定であります。現在建設中の地域交流センターは、4月1日にオープンを予定しておりますことから、新たな施設の設置に伴いまして、所要の改正を行いたいというものであります。
議第68号議案は、新発田市豊栄市阿賀野市北蒲原郡予防接種健康被害調査委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び新発田市豊栄市阿賀野市北蒲原郡予防接種健康被害調査委員会共同設置規約の変更についてであります。議第69号議案は、新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡地区視聴覚教育協議会を組織する地方公共団体の数の減少及び新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡地区視聴覚教育協議会規約の変更についてであります。議第70号議案は、新潟東港地域水道用水供給企業団を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟東港地域水道用水供給企業団規約の変更についてであります。いずれも平成17年3月21日付で豊栄市が新潟市へ編入合併することに伴いまして、組織する地方公共団体の数の減少と規約の変更をしたいというものであります。
議第71号議案は、字の変更についてであります。紫雲寺町、加治川村の合併に伴いまして、合併後の新発田市全域の大字を削除することと、合併により旧新発田市にあります大字名と重複することとなる加治川村大字中川と隣接する大字俵橋、大字相馬の一部を新発田市中俵に名称を変更したいというものであります。
議第72号議案は、字の変更についてであります。県営ほ場整備事業新発田北部地区の換地に伴いまして、施工区域の字の変更をしたいというものであります。
議第73号議案は、二級河川の指定の変更についてであります。県営ほ場整備事業坂井川右岸地区の施工に伴いまして、2級河川である大井川の河川区域が変更となります。新発田市としての意見を新潟県に提出することについて、議会からご同意をいただきたいというものであります。
議第74号議案と議第75号議案は、市道路線の廃止と認定についてであります。地域交流センター建設に伴いまして、市道路線を一たん廃止し、再認定いたします1路線と、道路敷地所有権の整理など、所要の手続きが完了した4路線について提案するものであります。
議第76号議案は、平成16年度新発田市一般会計補正予算(第3号)の
専決処分の承認を得たいというものであります。このたびの新潟県
中越地震に伴い、被災地へ緊急支援物資を送らせていただきました。これらの経費について11月8日付で
専決処分させていただいたものであります。
議第77号議案は、平成16年度新発田市一般会計補正予算(第4号)の議定についてであります。今回の補正は、諸手当など人件費の調整並びに国県の補助内示に伴う補正及び急を要する事務事業の補正が主なものであり、歳入歳出それぞれ3億5,000万円を追加し、353億7,100万円にしたいというものであります。
補正の主なものについてご説明申し上げます。2款総務費では、来年の紫雲寺町、加治川村との合併に伴うコンピューターシステムの改修として職員総合システム管理費304万5,000円のほか、暮らしのガイド発行事業費420万円、戸籍住民基本台帳費227万3,000円、戸籍事務コンピューター化事業費239万4,000円。
3款民生費では、景気低迷による生活困窮者の増加に伴い、生活保護扶助費に9,967万4,000円のほか、障害者福祉扶助費816万2,000円、介護保険事業特別会計繰出金895万9,000円、老人保健特別会計繰出金1,890万7,000円、保育園運営費3,911万7,000円。
4款衛生費では、本年度の交付税額決定に伴い、新発田地域広域事務組合への特別負担金として、ごみ広域処理費8,615万5,000円のほか、ごみ減量資源回収事業費424万2,000円、家庭ごみ有料化事業費528万円。
5款労働費では、旧大庄屋斎藤家住宅解体及び庭園修復委託料として、緊急地域雇用対策事業費1,700万円。
6款農林水産業費では、県の補助事業として取り組んでいる農村総合整備事業(新発田東部地区)の事業進捗を図るため、農村振興総合整備事業費1,500万円のほか、県農林水産業総合振興事業費184万3,000円、農業集落排水事業特別会計繰出金142万1,000円。
8款土木費では、市営新井田団地の老朽化に伴う居住環境対策として、居住環境改善支援事業費660万円のほか、下水道事業特別会計繰出金1,119万4,000円、中央町緑町線整備事業費301万2,000円。
10款教育費では、紫雲寺町、加治川村との合併に伴い、学校名看板を取りかえるための看板製作委託料など小学校管理費153万7,000円、中学校管理費157万7,000円のほか、小学校整備事業費200万円、中学校整備事業費120万円をそれぞれ計上しております。
以上が歳出の主なものでありますが、これに対する歳入といたしましては、使用料及び手数料1,341万4,000円、国庫支出金9,910万3,000円、県支出金3,435万5,000円、財産収入301万2,000円、繰越金1億4,056万円、市債5,970万円をそれぞれ調整しました。
議第78号議案は、平成16年度新発田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)の議定についてであります。補正の内容は、中央町緑町線の街路用地の残地を売り払いするものであり、歳入歳出それぞれ301万2,000円を追加したいというものであります。
議第79号議案は、平成16年度新発田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の議定についてであります。補正の内容は、保険給付費などの調整であり、歳入歳出それぞれ2,922万6,000円を追加したいというものであります。
議第80号議案は、平成16年度新発田市老人保健特別会計補正予算(第2号)の議定についてであります。補正の内容は、医療諸費などの調整であり、歳入歳出それぞれ1,890万7,000円を追加したいというものであります。
議第81号議案は、平成16年度新発田市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の議定についてであります。補正の内容は、保険給付費の調整であり、歳入歳出それぞれ6,084万7,000円を追加したいというものであります。